マクラーレン代表、フェルスタッペンへの罰則「十分ではない」
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【10月28日 AFP】27日に行われた24F1第20戦メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2024)決勝について、マクラーレン(McLaren)のザック・ブラウン(Zak Brown)代表が、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)に20秒のペナルティーを科したレーススチュワードの判断を称賛しつつ、「十分ではないだろう」と続けた。
今季総合首位に立つものの、6月のスペインGP(Spanish Grand Prix 2024)を最後に10戦勝利がないフェルスタッペンは、決勝の序盤でマクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)に対して攻撃的すぎる走りをしたため二つのペナルティーを科され、6位に終わった。原因はノリスをコースから押し出すような走りで、似た状況は前週の米国GP(United States Grand Prix 2024)でも起こっていた。
ブラウン代表は「十分じゃないだろう。少しばかげてきている。FIAのスチュワードを称賛する。もうたくさんだ。そろそろクリーンで面白いレースを進めるべきだ」とコメント。「スチュワードが問題視しているのは、ペナルティーが科されたことからも明らかだと思う。スチュワードは今週いい仕事をした」と話した。
一方のフェルスタッペンは、ペナルティーが「かなり大きい」ものだとしつつ、それよりもチームのマシンから戦える速さが失われていることを気にかけ、それが物議を醸す出来事にもつながっていると考えている。
「問題は、遅くなるとそういうポジションに置かれるようになることだが、簡単に諦めるつもりはない」としたフェルスタッペンは「これはペナルティーに納得するか、しないかの話じゃない。確かに20秒はかなり大きいが、きょうの唯一の問題で、一番まずいのはレースペースだ。そこが本当によくないし、分析の必要がある」と語った。
「仮にペナルティーがなかったとしても、僕らが先頭を争える可能性はまったくなかった」 (c)AFP