【10月23日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は23日、中部カザン(%Kazan)で前日開幕した新興5か国(BRICS)首脳会議で、新たな「多極的世界秩序」が形成されていると称賛した。

 プーチン氏は公式開会式で「多極的な世界秩序の形成が進行中だ。これは動的かつ不可逆的なプロセスだ」と述べた。

 会議はロシアにとって、2022年にウクライナ侵攻を開始して以降で最大となる外交フォーラム。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS諸国に加え、中国、インド、トルコ、イランを含む約20か国の指導者が集まり、BRICS主導の国際決済システムの開発や中東紛争などの議題について話し合う。

 ロシア政府はBRICSを、先進7か国(G7)のような西側主導の国際組織に代わるプラットフォームとみなしている。主要同盟国である中国の習近平(Xi Jinping)国家主席もこの立場を支持している。(c)AFP