【10月8日 AFP】豪カンタス航空(Qantas Airways)のシドニー発東京行きの便で先週、性的な会話や、露骨な映像が含まれる映画が機内の全スクリーンで放映されるという出来事があった。

 この便では技術的な問題で乗客が個別の映画を選ぶことができなくなったため、乗務員がキャビン全体に流す映画を選ぶことになった。

 そして、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)とショーン・ペン(Sean Penn)が出演する映画『Daddio(原題)』が選ばれた。

 このチョイスは多くの人々にとってもカンタスにとっても驚きであり、カンタスは8日、謝罪した。

 あるレビューによると、『Daddio』には「オーラルセックスやマスターベーションへの言及」、さらに「短い間ではあるが、携帯電話の画面にはっきりと映し出された勃起したペニスの画像。女性のむき出しの胸の画像。露骨なセックス関連の会話やテキストメッセージ」が含まれている。

 カンタスの広報担当者は「この映画は機内全体に向けて放映するには明らかに適しておらず、お客様には心からおわび申し上げます」と述べた。

 映画が不適切だと判明した後は、全スクリーンが家族向けの映画に切り替えられたという。また、映画がどのように選定されたのかについては調査中だとしている。(c)AFP