中ロ国交75周年 ロシア芸術作品が両国民の懸け橋に
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【10月7日 Xinhua News】中国とロシアは今年、国交樹立75周年を迎えた。北京では国慶節連休(1~7日)にロシアの絵画展や古典演劇公演が市民たちの目を楽しませており、ロシアの芸術作品は両国民の心の懸け橋となっている。
首都博物館では「ロシアの魂-国立トレチャコフ美術館絵画作品展」が連休に先立ち開幕し、ロシア芸術の傑作56点が展示された。首都博物館のキュレーター、陳晶晶(ちん・しょうしょう)さんは同展について、絵画という芸術ジャンルを通じてロシアの各側面を表現し、ロシアの人々の豊かで多彩な精神生活と美意識を知る機会を提供していると説明した。
山東省東営市から来たという祁(き)さんは「ロシアに行ったことはないが、展覧会でロシアの人々の文化や歴史、生活習慣などがおおむね理解できた」と語った。視野が広がり、多元的文化の魅力を感じたという。
中華世紀壇芸術館では9月中旬から「ロシア芸術アカデミー会員作品展」が開かれ、ロシア芸術鑑賞の独特な視点を紹介している。20世紀以降のアカデミー会員40人余りの絵画作品109点を作者の出生年代や創作時期の順に並べることで、中国の人々にロシア絵画の歴史を伝え、ロシアの自然や文化の魅力を紹介している。
ロシア芸術アカデミーは今後も中国でさまざまな展覧会や教育交流を計画しており、中国の美術館・博物館、芸術学校などとの協力を通じて両国の文化交流を促進していくとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News