【9月9日 CNS】広州税関によると、中秋節が近づいており、広州式(広式)月餅や点心などの伝統的な季節に合わせた食品は輸出のピークを迎え、多くの食品企業が勢いよく生産を増やして、節日の市場需要を満たそうとしている。統計によると、今年の前8か月間、広州税関が管理監督した月餅の輸出額は3300万元(約6億6292万円)を超えた。

 半島食品の経理、談震宇(Tan Zhenyu)氏によると、同社生産の月餅は香港とマカオの市場で人気を集め、今年8月以降に5800キロ以上を輸出した。

 海外市場の拡大を目指して、多くの企業は特色ある月餅製品の開発に積極的に取り組んでいる。広州酒家集団(Guangzhou Restaurant)利口福有限公司の外貿部経理、文浩生(Wen HaoSheng)氏は、同社は1998年から月餅の輸出を始め、今年は低糖の卵黄月餅や流心立方月餅(カスタード月餅)などの流行なフレーバーを新たに発売し、海外の消費者から好評を博したと述べた。

 中秋節に向けて月餅の輸出がピークを迎えるとともに、広式点心などの季節に合わせた食品の輸出も大きな伸びをみせている。最近、東莞万好食品有限公司の広東風包点が、黄埔海関の管轄する常平税関の監督のもとで、26万5000元(約532万3479円)相当の荷物を順調に積み上げ、港に発送された。

 東莞万好食品有限公司の通関管理マネージャーの曹為剛(Cao Weigang)氏は、「中秋節が近づいており、広東風のお菓子に対する市場の需要は著しく増加した」と話した。今年6月以降に、同社は順調に蝦餃、焼売、カスタード餡まん、糯米鶏などの広東風の点心を133回輸出し、総額は1700万元を超え、前年比で33.7パーセント増加したと述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News