日本の大学生が中国山西省を訪問、文化とグリーン発展を体験
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【9月2日 Xinhua News】日本の大学生22人と引率者3人が8月19~25日、中国山西省で開催された「多彩なる山西省」中日青少年交流イベントに参加し、同省の長い歴史と豊かな文化、エネルギー産業のグリーン(環境配慮型)発展の現状について学んだ。
日本の教師と学生たちは、1週間という短い日程の中で山西大学や山西医科大学、山西博物院、世界文化遺産の平遥古城、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)の太符観(金代創建の道教寺院)、晋国の始祖を祭る晋祠(しんし)などを訪問。また、同省特産の酢「山西老陳酢」の生産技術、蒸留酒「汾酒」の醸造技術、木偶(あやつり人形)と影絵芝居「皮影戯(ピーインシー)」などを見学した。さらに、水素燃料トラックの製造を手がける山西鵬飛集団を訪問し、大型トラックやシェアバイク、バスにおけるグリーン水素エネルギーの応用について学んだ。
日本の埼玉大学4年生の鈴木詩織さんは、従来型エネルギーから新エネルギーへの変革に関心を持っており、水素補給ステーションを訪れて水素シェアバイクを体験した後、主要な石炭省である山西省がクリーンエネルギーへの移行において行った努力と成果を賞賛した。
また、世界文化遺産の平遥古城も深い印象を残したとし、平遥古城に古い建物が多く、夜の街並みは非常に美しいと述べた。
鈴木さんは、中国に来るのは初めてで、中国の歴史や文化、現代的な技術について初歩的な理解と知識を得られ、貴重な経験になったと振り返った。
「多彩なる山西省」中日青少年交流イベントは、同省人民政府外事弁公室と同省人民対外友好協会の主催で、中国人民対外友好協会2024年中日青少年交流プロジェクトに組み込まれている。(c)Xinhua News/AFPBB News