エムバペ欠場の仏はオランダとドロー ポーランド敗退 EURO
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【6月22日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は21日、グループリーグの試合が行われ、グループDのフランスはオランダと0-0で引き分けた。初戦のオーストリア戦で鼻を骨折したフランスのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は先発を外れ、最後まで出番はなかった。
エムバペは試合前日の練習にフェースマスクを着用して参加し、この日もベンチには入ったが、チームの決勝トーナメント進出がほぼ確実となっている中でディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督はリスクを回避するのが「賢明」だったと説明した。
試合は後半にオランダのシャビ・シモンズ(Xavi Simons)がネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認の結果、物議を醸すオフサイドの判定となり得点は取り消された。フランスはエムバペの代わりにキャプテンマークを巻いたアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が2度の決定機を外したのが響いた。
同組のもう1試合では、ポーランドが1-3でオーストリアに敗れ、敗退が決まった今大会最初のチームとなった。
ポーランドは大黒柱のFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が太もものけがから途中出場で復帰したが、オーストリアの堅守を崩すには至らず、チームはオランダ戦に続き連敗を喫した。
グループDはフランスとオランダが勝ち点4で並んでおり、25日のグループステージ最終戦ではフランスがポーランドと、オランダがオーストリアと対戦する。
グループEでは、ウクライナがスロバキアを2-1の逆転で下して今大会初勝利を挙げ、組2位に浮上した。
ルーマニアとの初戦では0-3の完敗を喫したが、この日は後半の早い時間帯にミコラ・シャパレンコ(Mykola Shaparenko)の得点で追いつくと、途中出場のロマン・ヤレムチュク(Roman Yaremchuk)が決勝点を決めた。選手は涙を流して勝利を喜び、試合後にはウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領から祝福のメッセージが届いた。(c)AFP/Kieran CANNING