【6月8日 AFP】フランス西部ラロシェル(La Rochelle)で5日、自転車で公園に向かっていた児童7人が83歳の女が運転する車にはねられ負傷した。事故から2日後の7日、10歳の女児1人が死亡した。検察が発表した。

 当局者や目撃者の話によると、引率者2人に伴われた7~11歳の児童12人が自転車で娯楽施設から公園に向かっていたところ、道路を逆走してきた車に次々とはねられた。

 検察によると、児童7人が負傷し、うち3人が重体となった。

 重体となった3人のうち、最も重篤な10歳の女児は治療のため中部トゥール(Tours)に航空搬送されていたが、6日に脳死と宣告され、7日早朝に死亡が確認された。

 同じく10歳の別の女児は西部ポワチエ(Poitiers)の病院で今も重体だが、11歳の女児はラロシェルで少しずつ快方に向かっている。

 残る4人の負傷者のうち、9歳の女児は快方に向かい転院。1人は6日に手術を受け、容体は安定している。2人は5日のうちに退院した。

 児童をはねた女からアルコールと薬物は検出されなかった。当初は警察に勾留されていたが、その後入院。取り調べはまだ行われていない。

 女児の死亡を受け、警察は容疑を過失致死傷に切り替え捜査を続けている。(c)AFP