ハマスの攻撃、人道に対する罪に「類似」 仏外相
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【10月12日 AFP】フランスのカトリーヌ・コロナ(Catherine Colonna)外相は11日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)がイスラエルに対して行った大規模攻撃について、人道に対する罪に「類似している」との見方を示した。
イスラエルはガザへの報復攻撃を続けており、双方の死者は数千人規模に上っている。
コロナ氏は公共ラジオ局フランス・アンフォで、ハマスの攻撃は人道に対する罪に該当するかとの質問を受け、「これらの犯罪をめぐる法律上の判断はいずれ適切な時期に下されるが、そういう罪に類似していると考えられ得る」との見解を示した。
コロナ氏は「これらのテロ攻撃が引き起こす強烈な嫌悪感は言葉では表現できない。家を追われた人々、処刑、人間の尊厳の侵害、遺体の損壊。われわれはこうした残虐行為を、残虐行為に及んだ者らの非人間的な振る舞いを糾弾しなければならない」と訴え、「ハマスはイスラエルの破壊という目標を追求しようとしていた」と述べた。
また、ガザ地区からパレスチナ人を退避させる人道回廊の設置については、「可能であり、女性や子どもたちが退避できるよう実現が望まれる」と語り、「ハマスと民間人を混同すべきではない」と強調した。(c)AFP