【9⽉1⽇ Peopleʼs Daily】先ごろ中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で開催された第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ、FISU World University Games)で繰り広げられた素晴らしい試合は人びとの心を打った。一方で、成都の街のあちこちに足を踏み入れると、人びとが安らかに暮らす光景がいくらでも見られる。

 成都ユニバは街に青春の活力をもたらした。成都はさらに美しく住みやすくなった。成都ユニバは中国の西部地区で初めて開催された総合的な国際スポーツ大会だった。地域の事情に合わせた特色ある街が作られ、公共サービス施設を追加されたことに、人びとは満足した。成都では、都市の道路がますます平坦で広々となり、公園は古い街を美しく彩り、古い集合住宅1200か所余りが改造された。これらにより、全住民が成都ユニバの成果を共有した。

 成都ではまた、スポーツ産業が都市発展の新たな力をもたらした。住民がスポーツのためにより多くの金銭を投じるようになり、2022年には全市のスポーツ産業の総規模が1000億元(約2兆円)を突破した。そして成都は中国全国で第1陣の国家スポーツ消費試行都市に選ばれた。成都ユニバの開催は都市に多くの発展のチャンスをもたらし、スポーツ産業の発展の余地がさらに広がった。

 成都ユニバをきっかけに、スポーツやフィットネスが市民の生活により多く取り込まれるようになった。成都市ではここ数年、200件以上に及ぶコミュニティーにおけるスポーツ場所のモデルプロジェクトが推進されている。公共のスポーツ施設を無料または低料金にすることで年間延べ460万人以上に恩恵がもたらされた。「どこで運動をすればよいのか」といった住民の悩みは解消されつつある。「コミュニティー運動祭」「村運動祭」などの全住民参加型の活動は年間延べ5000回も開催されている。大衆フィットネスサークルが雨後のたけのこのように出現した。成都市民の多くが山登り、球技、緑道のサイクリングなどをレジャー活動として取り入れた。

 市内の天府芸術公園は最近、多くの人でにぎわっている。7月16日に開幕したイベント「時間の引力——2023成都ビエンナーレ」の影響が大きい。20以上の国と地域の芸術家が成都に集結し、国際的なスタイルを持つ芸術文化の展示を行っている。成都ユニバが追い風となり、一連の文化交流活動が成都に根付き、結実した。豊かな文化の供給が成都の街の趣きと文化の厚みを増した。成都市が持つ都市芸術環境の国際的影響力も向上しつつある。まさに「文化が都市に潤いをもたらす」状況だ。

 成都の街を歩いてみると、中国式現代化のさまざまな様相を感じることができる。一つの大会を成功させ都市そのもののレベルを向上させたことで、成都の未来がますます期待できるようになった。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News