【8月24日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は残るキャリアの「すべての瞬間を楽しみたい」としつつ、最終的にスパイクを脱ぐ時期についてはまだ心に決めていないと述べた。

 19日に行われたリーグスカップ(Leagues Cup 2023)決勝でナッシュビルSC(Nashville SC)をPK戦の末に下し、メッシはインテル・マイアミ(Inter Miami)移籍後初のトロフィーを獲得。メッシはこの大会7試合で10得点を挙げた。

 36歳のメッシは先月インテル・マイアミと2年半の契約を結んだが、リーグスカップ決勝前に行われたインタビューでは、その後の将来についてはまだ考え始めてはいないと明かした。

 動画配信サービス「Apple TV+」に対してメッシは「正直に言って、まだ(引退については)考えていない。プレーするのが好きで、ピッチでボールとともに戦ったり、練習したりするのを楽しんでいる」と語った。

「あとどのくらいプレーするかは分からないが、できる限り、体調が良い間は頑張っていくつもりで、それから様子を見ていく。考えたり、吟味したり、選んだりする時間はある」

「今一番大事なのは、残っているものを楽しむこと。それが何であっても、少なくても多くても構わない。すべての瞬間を楽しむ。特に取り戻せないものだから、後悔はしたくない」
 
 メッシはまた、マイアミでのこれまでの体験から、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との契約満了後に正しい決断をしたと納得しているとしつつ、パリで過ごした時間に対する失望を繰り返した。

 インテル・マイアミとの契約は「家族の利益を追求するという家族の決断だった」と話したメッシは、「複雑な2年間を過ごして、実のところうまくいかないで苦労していた」と明かした。

「子供たちも家族も元気で日々を楽しんで、バルセロナ(Barcelona)にいた頃に戻ったようだ」

 インテル・マイアミは23日に行われたUSオープンカップ(2023 Lamar Hunt U.S. Open Cup)準決勝で、FCシンシナティ(FC Cincinnati)をPK戦の末に下して決勝進出を決めた。メッシはこの試合で2アシストを記録している。(c)AFP