【8月12日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は11日、汚職疑惑を理由に全州の徴兵責任者を解任すると発表した。

 ゼレンスキー氏は軍幹部との会議の後、「全州の軍事委員を解任する」「徴兵制度は、戦争とは何か、戦時下の冷笑や賄賂がなぜ国家への反逆に当たるのかを正確に理解している人によって運営されるべきだ」とSNSに投稿した。

 大統領府は声明で「法執行当局が州の徴兵事務所の査察中、汚職事件を明らかにした」と発表。査察によって発覚した不正行為で重大なものは総動員に関連しており、こうした汚職は「ウクライナの国家安全保障の脅威となり、国家機関への信頼を損なう」としている。

 ウクライナの安全保障理事会は後任について、戦場での経験があり、ウクライナの情報機関の精査を受けた人物を選ぶよう軍のトップに勧告しているという。(c)AFP