【7月26日 AFP】第20回世界水泳選手権(20th World Aquatics Championships)は25日、福岡県で12日目が行われ、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)が女子の最多記録を更新する大会通算20個目の金メダルを獲得した。一方、ルーマニアの新星ダビド・ポポビチ(David Popovici)は男子200メートル自由形のメダルを逃した。

 女子1500メートル自由形に登場したレデッキーは15分26秒27をマーク。シモナ・クアダレッラ(Simona Quadarella、イタリア)が15分43秒31で2位、李氷潔(Li Bingjie、中国)が15分45秒71で3位に入った。レデッキーはこれで世界水泳15個目となる個人種目の金メダルを獲得し、マイケル・フェルプス(Michael Phelps)の記録に並んだ。

 米国勢は他にライアン・マーフィー(Ryan Murphy)も男子100メートル背泳ぎで王者トマス・チェコン(Thomas Ceccon、イタリア)を破り、金メダルを獲得した。

 男子200メートル自由形では、1分44秒30を記録したマシュー・リチャーズ(Matthew Richards)が英国に今大会一つ目のメダルをもたらした。一方、現在特に輝いているスターの一人で、圧倒的な優勝候補とされていたポポビチは、スタートから先頭を泳いでそのまま快勝するかに見えたが、最後の50メートルで失速してメダルを逃した。

 女子100メートル背泳ぎではカイリー・マッケオン(Kaylee McKeown、オーストラリア)がライバルのリーガン・スミス(Regan Smith、米国)を退けて金メダルを獲得。女子100メートル平泳ぎではルタ・メイルティテ(Ruta Meilutyte、リトアニア)が勝利した。(c)AFP/Andrew MCKIRDY