【5月11日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)は10日、男子シングルス1回戦が行われ、地元ワイルドカード(主催者推薦)のファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)が元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を6-4、4-6、6-4で破り、2回戦に進出した。

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 フォニーニは現在14年ぶりに世界トップ100圏外まで落ちているが、この日は自身と同じく35歳で3児の父であるマレーとのベテラン対決を3時間近い激闘の末に制した。

 今季はこれがわずか3勝目だが、マレーとの通算成績は9戦5勝となった。

 このところは足のけがに悩まされていたフォニーニは試合後、「故障から戻ってくるのはいつだって簡単ではないので、もちろんうれしい。特に自分の年齢を考えればなおさらだ。(大会が行われている)ローマで、アンディのような偉大な選手に勝てて幸せだ」と喜んだ。

 敗れたマレーは、前週行われた下部チャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)のオープン・エクスプロバンス(Open Aix Provence Credit Agricole 2023)で優勝し、世界ランクを42位まで上げて今大会に臨んでいたが苦杯を喫した。

 また、同じくベテランのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)もイリヤ・イヴァシュカ(Ilya Ivashka)を6-2、6-4で退け、初戦を突破した。(c)AFP