メッシ「申し訳ない」 サウジ無断渡航を謝罪
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【5月6日 AFP】サッカーフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)は5日、クラブに無断でサウジアラビアへ渡航して活動停止処分を受けた件について謝罪した。
メッシは4月30日のロリアン(FC Lorient)戦に出場後、PSGの許可を得ずにサウジアラビア観光局との契約の一環として同国へ渡航。今月1日のトレーニングを欠席し、クラブから処分を科された。
この日、自身の公式インスタグラム(Instagram)に投稿した動画では、「チームメートとクラブに謝罪したい」と切り出し、「これまで通り、試合の翌日は休養日だと思っていた」と説明した。
「サウジアラビア行きは前に取りやめていたため、今回の渡航を計画した。今回はキャンセルできなかった。自分のしたことを申し訳なく思っている。クラブの決定を待っているところだ」
メッシはPSGとの2年契約が今季で満了を迎えることになっており、今回の問題で来季以降は残留しない可能性が高まっている。
AFPがメッシの活動禁止処分に関して詳しい情報筋に取材したところ、同選手の離脱期間は「数日間」とされており、今週末のトロワ(Troyes AC)戦には同行しない見通しとなっている。複数の仏メディアでは2週間の活動停止と報道されているが、その真偽については確認できなかった。
トロワ戦を終えると今季は残りわずか4試合となる中で、PSGを率いるクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督はこの日、メッシが復帰するかどうか聞かれると「レオ(メッシ)が戻る時期はこれから分かる」と回答。また、活動停止処分を科したのは自分の決断ではなかったとも強調した。
一方、PSGのファンは今週、ここ数シーズンのクラブの運営に怒りを募らせ、パリ近郊ブローニュビヤンクール(Boulogne-Billancourt)にあるクラブ本部の前や、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の自宅にまで押し寄せて抗議デモを行った。
これを受けて、クラブは練習グラウンドやメッシとネイマールの自宅の警備を強化した。(c)AFP