EU認定の昆虫食品で誤情報拡散 政治家も参戦
このニュースをシェア
■EUの実際の規制は?
事実はこうだ。今年1月に公開された欧州委員会(European Commission)承認文書の表示ラベルの要件には、新たに承認された昆虫由来の原料については、学名と一般名、双方での記載が義務付けられるとある。
文書にはまた、昆虫を含む食品のラベルには、アレルギー反応を引き起こす可能性があるとの警告表示の義務付けについても記されている。
さらに、新たに承認された昆虫由来の原料が、欧州食品安全機関(EFSA)の科学的分析によって、食品として摂取しても安全との判断が下された旨についても触れている。
EUは2021年以降、ヨーロッパイエコオロギやトノサマバッタ、ミールワーム、レッサーミールワーム(ガイマイゴミムシダマシの幼虫)を原料とする食品の販売を承認しており、そのすべてに同様の食品ラベル表示と衛生検査が義務付けられている。(c)AFP/Laura MANNERING, with Nathan GALLO, Rossen BOSSEV and Ede ZABORSZKY