【3月20日 AFP】22-23イタリア・セリエAは19日、第27節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は1-0でインテル(Inter Milan)を下し、欧州カップ戦出場に向けて前進した。また、首位ナポリ(SSC Napoli)は4-0でトリノ(Torino FC)に快勝し、2位との勝ち点差を19に広げている。

 サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)での一戦でユベントスは、23分にフィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)がこの試合唯一の得点を挙げた。一方でインテル側はアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)のハンドボールでゴールが取り消されないことに、怒りをあらわにした。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)は、数分をかけてハンドボールが確認できる映像がないと判断してコスティッチの得点を認めた。インテルを率いるシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督は、このゴールを「VAR時代には受け入れられない」と評した。

 白星を飾った7位のユベントスは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場権が獲得できる4位との勝ち点差を7としている。

 一方で首位ナポリは、ヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)が今季リーグ戦の得点数を21に伸ばす2ゴールを決めると、クヴィチャ・クワラツヘリア(Khvicha Kvaratskhelia)がPKからの得点に加えて、タンギ・エンドンベレ(Tanguy Ndombele)のリーグ戦初ゴールをお膳立てした。

 これでナポリは今季残り11試合となる中で、あと勝ち点15を積み上げれば1989-90シーズン以来となるスクデット(リーグ優勝)獲得が決まる。

 ラツィオ(SS Lazio)はASローマ(AS Roma)とのダービーに1-0で勝利して2位に浮上したものの、ナポリとの勝ち点差は19となっている。(c)AFP