W杯敗退のロナウド、代表引退は明言せず インスタに心境
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【12月12日 AFP】サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が11日、W杯カタール大会(2022 World Cup)でチームがベスト8敗退となったことについて、「熱くなった状態で反応しても仕方がない」と今後に関する心境を語った。
ポルトガルは10日の準々決勝でモロッコに0-1で敗れ、大会から姿を消した。その翌日、代表選手の多くが帰国してリスボンに到着する中、カタールに残ったロナウドは、自身のインスタグラム(Instagram)を更新し、「ポルトガル代表でW杯を勝ち取るのは、僕のキャリアで最大の、何よりも野心的な夢だった」と書き込んだ。
「出場した5回のW杯で、傍らには常に最高の選手たちがいて、大勢のポルトガル国民のサポートを受けた。自分も国にすべてをささげた。ピッチにすべてを置いてきた。戦いに背を向けたことは一度もなかったし、夢を諦めたこともなかった。残念ながら、きのうその夢は終わった」
メッセージの中で、代表引退については言及しなかったロナウドだが、カタール大会の決勝トーナメント1回戦と準々決勝はベンチスタートで、この判断はポルトガル国内だけでなくサッカー界中で議論を呼んだ。ロナウド本人は、「時間が解決し、みんながおのおのの結論を出せるようになることを願う」と記している。
この投稿には、うつむきがちでピッチを去る自身の写真が添えられた。37歳のロナウドにとって、カタール大会は自身5回目のW杯。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ロナウドは足早に控室への通路に消え、号泣した。
ポルトガルメディアによると、先発落ちを味わったロナウドはチームから離れることを突きつけたというが、フェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督はこの報道を否定している。監督自身は近くポルトガルサッカー連盟(FPF)と自身の進退について話し合う。
ロナウドは「とにかく知ってもらいたいのは、いろいろなことが言われたり、書かれたり、うわさされたりしたが、自分のポルトガル代表に対する献身は、一瞬たりとも変わっていないということだ。自分は常に、みんなの目標のために戦う一選手で、チームメートや国に背中を向けたことは一度もない」とつづった。 (c)AFP