【10月20日 CGTN Japanese】中国江西省北部、長江南岸にある鄱陽湖で、国家級自然保護区管理局湖口保護監視ステーションの職員が18日に鳥類モニタリング活動を行った際、27種類の1万羽を超える渡り鳥がすでに鄱陽湖の湖口水域に飛来していることが分かりました。

 同日午前、職員が水域を回った時、途中でアオサギ、シラサギなどの水鳥が時々現れ、越冬のために北方から飛来したカルガモ、ヒシクイ、ソリハシセイタカシギ、ヘラサギなどの渡り鳥も見られました。同保護監視ステーションの責任者は、「渡り鳥の飛来は例年より半月早いことがモニタリングで分かった。当日発見した水鳥は27種類、1万羽以上だった」とコメントしました。

 鄱陽湖は中国最大の淡水湖で、世界的にも重要な湿地であり、世界最大の鳥類保護区の一つです。毎年冬に約20万羽の渡り鳥が餌を求めてここにやって来ます。今年、鄱陽湖の湖口水域は例年より早く水を補うなどの措置をとり、沈水植物および魚、エビ、貝類の繁殖を促進し、渡り鳥の生息や餌探しの空間を増やし、渡り鳥の越冬の安全保護に取り組んでいるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News