【10月7日 AFP】男子テニス、アスタナ・オープン(Astana Open 2022)は6日、シングルス2回戦が行われ、大会第4シードでワイルドカード(主催者推薦)のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-1でボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)に快勝し、準々決勝に駒を進めた。

 前週のテルアビブ・オープン(Tel Aviv Watergen Open 2022)でツアー通算89勝目をマークしたジョコビッチは、相手を容赦なくたたきのめしてマッチ6連勝を記録しており、ここ3試合では自身のサービスゲームを一つも落とさぬ好調を維持している。

「特に第1セットでピンチから脱出する際、サーブがかなり良かったと思う」と話したジョコビッチは、「30-30で並んだ場面とかね。相手のサービスゲームをブレークして4-2としたときは、ブレークポイントで自分が攻めて、相手がパッシングショットを見送ってミスをした」と振り返り、「そういった瞬間が試合を決めた」と語った。

 元世界1位で現在同7位のジョコビッチは、ツアー通算90勝目を目指してこのまま勝ち進み、世界ランキングでトップ20位以内を維持すれば、シーズン最終戦ATPファイナルズ(ATP Finals 2022)の出場権を獲得できる。

 7日の準々決勝でジョコビッチが迎え撃つ世界18位のカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)は、第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に2-6、6-3、6-3で逆転勝ちを収めた。

 元全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)王者で第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-3、6-2でエミル・ルースブオリ(Emil Ruusuvuori、フィンランド)を下し、ベスト8入り。次戦でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と対戦するメドベージェフとジョコビッチがそれぞれ準々決勝を突破すれば、両者は準決勝で激突する。

 その他の準々決勝では、第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)がアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)と対戦する。(c)AFP