【4月28日 AFP】英与党・保守党は27日、同党下院議員の一人が登院中に携帯電話でポルノを見ていた疑惑について、調査していることを明らかにした。

 英メディアによると、議会内でのポルノ観賞疑惑は26日夜、保守党議員最大50人が出席した会合で提起された。党内の規律維持を担う院内総務は27日、「本件を調査している」とし、「こうした行為は全く容認できない。処置がなされることになる」と述べた。

 ポルノを見ていた議員が閣僚か一般議員かは不明。これについて問われたボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、閣僚であれば職を失うことになると語った。

 この件とは別に、大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)によると、一部の保守党議員は、野党・労働党のアンジェラ・レイナー(Angela Rayner)副党首が議会内で脚を見せつけてジョンソン首相を惑わそうとしたと発言した。こうした言動について、保守党は女性を蔑視しているとの批判が高まっている。

 首相報道官は保守党内に性差別はないと反論している。

 議会内では現在、閣僚3人を含む議員少なくとも56人を対象に、性的不品行の疑いがあるとして調査が行われている。(c)AFP