ジョコビッチ「ガス欠」 モンテカルロ・マスターズ初戦敗退
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【4月13日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2022)は12日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は3-6、7-6(7-5)、1-6でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)に敗戦。今季わずか2回目の大会出場で「ガス欠」を起こし、自身初戦敗退に終わった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を拒否しているジョコビッチは、今季は他に3試合を戦った2月のドバイ選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2022)にしか出場していない。この日はサービスゲームを九つ落とし、感覚が鈍っているかのような内容だった。
ジョコビッチは「試合を通じて、ロープにしがみついているような状態だった」と話し、「第3セットはフィジカル的な感触がよくなかった。完全なるガス欠だった」と明かした。
「ラリーで相手にまったくついていけなかった。ラリーで粘れず、クレーで脚の感覚がなくなれば、勝つのは絶望的だ」
ジョコビッチが初戦敗退に終わるのは、マーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)に敗れた2018年のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)以来4年ぶりで、モンテカルロでは2015年を最後に準々決勝の壁を破れていない。
勝利したダビドビッチ・フォキナは、3回戦でダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)対ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)戦の勝者と8強入りを争う。
前回王者で第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、2019年大会王者のファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に6-3、6-0で快勝し、ベスト16入りを果たした。
今季唯一ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に土をつけ、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2022)を制した第10シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)は1回戦からの登場。ワイルドカード(主催者推薦)のリュカ・カタリナ(Lucas Catarina、モナコ)に6-7(6-8)、7-6(7-5)、6-4で逆転勝ちし、2回戦に進出した。(c)AFP