元イングランド代表FB、エディーHCに不満 19年W杯落選めぐり
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【4月12日 AFP】ラグビー元イングランド代表のFBマイク・ブラウン(Mike Brown)が、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)から2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のメンバーに選ばれなかった当時を振り返り、落選の原因とされたチームメートとの乱闘騒動では自分は被害者側だったと主張した。
イングランド代表FBとして歴代最多の72キャップを誇るブラウンは、伊トレビゾ(Treviso)で行われた本番前の代表合宿でCTBベン・テオ(Ben Te'o)と殴り合いのけんかをした。
ブラウンが代表で最後に出場したのは2018年で、その時点ですでに構想外の状態となっていたが、ジョーンズHCは両選手を選出しなかった理由について、この件を挙げていた。
ブラウンによれば、いさかいの責任があるのは自分の顔を殴ったテオだが、怒りを募らせたジョーンズHCも自身の説明に聞く耳を持たなかったという。
ブラウンはラグビー専門サイトRugbyPassに「自分がW杯に出られなかったのは、あのことが理由じゃなかった。あのことを理由にした方が、エディーには都合が良かっただけだと思う。シーズンが進むにつれて、自分はチームの構想から外れていたから」と話した。
「彼には『代表選考はどうしようもないことだが、あの出来事のせいにはしないでほしい。何があったのか聞いてもくれなかったじゃないか』と言った。言いづらいが、自分は本当に何もしていない。あれは自分のせいではなかったと感じている」
「あのような形になってしまったのは残念だ。つくり上げられた言い訳でなく、自分は選ばれなかった明確な理由が知りたかった」
ブラウン不在のイングランドは結局W杯で決勝まで勝ち進み、準優勝を果たした。(c)AFP