【3月23日 AFP】サッカースウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が22日、2022年W杯カタール大会(2022 World cup)欧州予選プレーオフを前に、自身に過度な期待はしない方がいいとファンに警告し、引退が見えてきていることに「パニック」になっていると明かした。

 スウェーデン代表は、24日にプレーオフ準決勝のチェコ戦に臨む。40歳のイブラヒモビッチは出場停止のためこの試合には出られないが、チームが勝利すれば、W杯出場を懸けたポーランドとの決勝で復帰できる。

 ところが記者会見でイブラヒモビッチは、まだスーパープレーを見せることはできるが、フル出場できるとは思わないと話した。

 イブラヒモビッチは「今の自分の脚では90分は持たない。しかしそれは以前から分かっていたことだ」と語り、自身は「年寄りだが、フィットしている」と続けた。

「自分がピッチに出ているときは楽しんでほしい。他では見られないものを見せられるはずだ」

 今季のセリエAで首位に立つACミラン(AC Milan)で、公式戦22試合に出場して8ゴールを記録しているイブラヒモビッチは、「次はどうなるのかという小さな不安がある。引退後には別の機会があり、たくさんのオファーが届くのは分かっている。それでも、今の自分がピッチで感じるこのアドレナリンは、他のどこでも味わえはしないだろう」と明かした。

「だからこそ、そうしたパニックを抱えている。できる限り現役を続けて、とにかく楽しみたい」 (c)AFP