【3月14日 AFP】ロシアがウクライナ各地で攻勢を強める中、両国は14日、停戦を模索するため4回目の協議を行う。

 ロシア軍は現在、首都キエフに向け進撃。南部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)では容赦ない爆撃を続けている。マリウポリ当局はこれまでに2200人近くが死亡したとしている。

 両国の担当者は、同日の協議はビデオ会議形式で行われるとしている。

 ウクライナ側の交渉人ダビド・アラハミア(David Arakhamia)氏によると、協議はグリニッジ標準時(GMT)午前8時20分(日本時間午後5時20分)に始まる。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は同日朝、「われわれの目的はこの難しい協議を通じてウクライナの平和と安全保障に必要な結果を得ることだ」と説明。ロシア側とは毎日、連絡を取り合っていると語った。

 さらに「大統領会談」を実現させるため、あらゆる手だてを尽くす考えを示した。

 ロシアの交渉チームの上級メンバーであるレオニード・スルツキ(Leonid Slutsky)氏は13日、同国政府系メディアのRTに対し「大きな進展が見られる」と述べた。

 これまでの2か国間協議では停戦合意に至っておらず、ロシア軍も攻勢を弱めていない。(c)AFP/Ionut IORDACHESCU with Dave CLARK in Kyiv