【3月4日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は3日、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領と電話で会談し、ウクライナの「民族主義武装勢力に対する妥協なき戦闘」の継続を表明した。さらに、ウクライナ側が協議を引き延ばせば、ロシア側は交渉の場で要求項目を追加する可能性もあると警告した。

 プーチン氏は、「ロシアは民族主義武装勢力に対する妥協なき戦闘を継続する方針だ」と言明。その上で、協議を引き延ばそうとする試みは「ウクライナ政府に対する要求項目が増えるだけ」とけん制した。

 一方、マクロン氏の側近によると、同氏は会談後、プーチン氏がウクライナ「全体」の掌握を企図していると指摘。ウクライナにおける「最悪の事態はこれから」だとの認識を示すとともに、プーチン氏の「虚言」を非難した。(c)AFP