中国・西安、感染封じ込めで「最も厳格」な規制導入
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【12月28日 AFP】新型コロナウイルス感染封じ込めのため、ロックダウン(都市封鎖)を実施している中国・西安(Xi'an)は27日、規制を「最も厳格」なレベルに引き上げ、住民の自動車運転を禁止した。
中国での新規感染者数はここ1年9か月で最多となっている。今回の流行中心地の西安では、23日から住民1300万人の外出を制限する措置を導入。27日には150人の新規感染が発表され、今月9日以降の累計感染者数は635人となった。
西安市はソーシャルメディアへの投稿で、今回の規制強化は「最も厳格な社会的統制措置」になると説明した。
今後は新型ウイルス対策関連の業務でない限り、車両の通行は認められない。警察や保健当局が車を「厳格に検査」し、違反者には10日間の拘留と500元(約9000円)の罰金が科される可能性がある。
中国は現在、来年2月の北京冬季五輪に向けて多数の外国人の受け入れ準備を進めており、厳格な入国制限と長期間の隔離、局所的なロックダウンによる「ゼロコロナ」戦略を維持している。(c)AFP