【11月7日 AFP】競馬のブリーダーズカップ(Breeders' Cup 2021)は6日、米カリフォルニア州のデルマー競馬場(Del Mar Racetrack)で2日目のレースが行われ、フィリー&メアターフ(芝2200メートル)に出走した川田将雅(Yuga Kawada)騎手騎乗のラヴズオンリーユー(Loves Only You)が日本馬初優勝を飾った。

 矢作芳人(Yoshito Yahagi)厩舎(きゅうしゃ)のラヴズオンリーユーは、ブリーダーズカップ初挑戦となる川田騎手のもと差しきり優勝を果たした。勝ち時計は2分13秒87。

 5連勝を狙う1番人気のウォーライクゴッデス(War Like Goddess)とアイルランド馬のラブ(Love)が最終コーナーで外側から抜け出し、フランス産駒のマイシスターナット(My Sister Nat)も最後の直線中盤で追い上げる中、ラヴズオンリーユーは2着のマイシスターナット、3着のウォーライクゴッデスの間を割って半馬身差で勝利した。

 川田騎手は、とてもうれしいし、ここにいられて非常に光栄だとコメント。矢作調教師も、馬に自信を持っていたと話し、完璧なレースをしてくれたと川田騎手を称賛した。

 ブリーダーズカップは2日目の9レースの合計賞金が2100万ドル(約24億円)に達する米競馬の祭典で、今年が38回目の開催。フィリー&メアターフは前半のレースで、メインレースはターフ(芝2400メートル)とクラシック(ダート2000メートル)となっている。(c)AFP