アザールは現状に「不満」もプロ アンチェロッティ監督が言及
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【11月6日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は5日、エデン・アザール(Eden Hazard)が出場機会を減らしている現状に不満を抱いているとの認識を示した。
アザールはレアルの直近6試合で先発しておらず、3日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)戦ではベンチ入りしたが、途中からの出番もなかった。
度重なるけがに泣かされたスペインでの最初の2年を経て、現在は再びコンディションを取り戻しているが、アンチェロッティ監督の下では支持を得られずにいる。
先日にはアザールより「他の選手を選ぶ」との発言もあったアンチェロッティ監督は、6日に行われるラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)とのリーグ戦を控えた会見で、「(アザールは)不満がある」とした上で、「彼はクオリティーがあるし、トレーニングもやっている。出場機会に値するし、これから手にするはずだ。彼がこれを継続しながら信じられれば、(出場機会を)得られるだろう」と述べた。
「それはあしたかもしれないし、そうでないかもしれない。大事なのは彼が今集中しているということだ。プロフェッショナルじゃない選手をベンチに置くのは簡単だが、彼はプロフェッショナルだから申し訳なく思う」
アンチェロッティ監督はまた、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーしていた自分の選手時代の気持ちを引き合いに「(当時の監督だったファビオ・)カペッロ(Fabio Capello)が自分を使ってくれないときは怒ったが、もしお前が監督だったら理解するはずだと言われた。今となってはそれがよく分かる」とも話した。
レアルでは、ハムストリングの負傷で2か月離脱していたギャレス・ベイル(Gareth Bale)の状態も回復しているが、ラージョ戦でメンバー入りする準備は整っていないと指揮官は語った。
ベイルは次週ウェールズ代表に加わり、ベラルーシ、ベルギーと戦うW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選の大一番に臨む予定となっている。(c)AFP