元WBAヘビー級王者ポベトキンが引退、コロナ感染が引き金に
発信地:モスクワ/ロシア
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【6月14日 AFP】ボクシング、元WBAヘビー級王者のアレクサンドル・ポベトキン(Alexander Povetkin、ロシア)が13日、新型コロナウイルスから完全に回復するまでに時間が必要だとし、現役引退を発表した。
2004年アテネ五輪のスーパーヘビー級で金メダルに輝き、2011年から2013年にかけてWBAヘビー級の王者に君臨したポベトキンは、ロシア国営タス通信(TASS)で、「自分はもう若くない。キャリアを終えることに決めた」と引退を発表した。
2020年からディリアン・ホワイト(Dillian Whyte、英国)にTKOで敗れた今年3月までWBC世界ヘビー級の暫定王者だったポベトキンは、「新型コロナウイルスに感染してから多くの治療を必要としている」と明かした。
「治療には長い時間がかかるし、自分はもう20歳じゃない」と話したポベトキンは、新型コロナウイルス感染によってトレーニングや試合が困難になったとし、「酔っ払っているような感覚」に陥っていると明かした。
ポベトキンは通算成績36勝(25KO)3敗1分けでグローブを置いた。(c)AFP