ルクレールがPP獲得もクラッシュ、損傷次第で降格も モナコGP
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【5月23日 AFP】21F1第5戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2021)は22日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がポールポジションを獲得した。しかしルクレールは終盤にクラッシュを喫し、マシンのダメージによってはギアボックス交換によるグリッド降格を強いられる可能性がある。
レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が2番手に入り、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は珍しく7番手と振るわなかった。
地元レースとなるモナコGPで、これまで一度もポイントを獲得できていないルクレールは、グリッド降格を「心配している」と認め、「ウオールに衝突して終わったのは恥ずかしいし、普段通りとはいかないが、ラップには非常に満足している」と話した。
「マシンの中で、非常に感情的になっているのが自分でも分かった。さあQ3だ、今こそ全力を出すときだとね。何とかそれを実現できて信じられないくらいうれしい」
一方、ルクレールのクラッシュで予選Q3が赤旗中断となったため、ちょうどアタック中だったフェルスタッペンやハミルトンはルクレールを上回るタイムを出すことができなかった。
総合順位で、ハミルトンを14ポイント差で追う2位につけるフェルスタッペンは「赤旗でポールのチャンスが台無しになった。それでも良い週末を送れているし、木曜日(フリー走行)の状態からは巻き返してきているから、そんなに悪くない」とコメントした。
ルクレールのチームメートのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が、メルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)に次ぐ4番手タイムを出して2列目に入り、フェラーリ勢はフリー走行の好調ぶりがフロックでないことを証明している。
アルファタウリ(AlphaTauri)のルーキー角田裕毅(Yuki Tsunoda)は、16番手となった。(c)AFP