米国のコロナ死者、パンデミック開始以来最少に
このニュースをシェア
【5月19日 AFP】米国の新型コロナウイルスによる死者数が、パンデミック(世界的な大流行)発生後で最少となった。米疾病対策センター(CDC)のデータで18日に明らかになった。
データによると、死者数は16日までの7日間の移動平均で545人となった。CDCのロシェル・ワレンスキ(Rochelle Walensky)所長は会見で、「7日間の移動平均がこれほど低いのは昨年3月以来で、実質的にパンデミック発生以来の低さだ」と述べた。
1日当たりの新規感染者数も米国のすべての州で減少傾向にある。現在の全国平均は3万211人で、昨年6月以降最も少なくなっている。
ホワイトハウス(White House)の新型コロナ対策顧問を務めるアンディ・スラビット(Andy Slavitt)氏は、「われわれは新型コロナウイルスとの闘いに勝ちつつあるが、この任務を終わらせるためにはあなた方の助けが必要だ」と述べ、ワクチン未接種の国民に接種を呼び掛けた。
米国では現在、成人の約60%が少なくとも1回のワクチン接種を終えており、感染対策のためのさまざまな規制の緩和に向けて動き出している。(c)AFP