南沙諸島付近に米ミサイル駆逐艦 航行の自由作戦
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【12月22日 AFP】米海軍の誘導ミサイル駆逐艦が22日、中国が領有権を主張する南シナ海(South China Sea)の南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)付近の海域を通航した。
米第7艦隊(US 7th Fleet)は、ミサイル駆逐艦ジョン・S・マケイン(USS John S. McCain)が「スプラトリー諸島で航行の権利と自由を行使した」と発表した。
南シナ海には貴重な石油と天然ガスがあるとみられている。中国は南沙諸島を含む同海のほぼ全域の領有権を、また台湾とフィリピン、ブルネイ、マレーシアもその一部の領有権を主張している。
中国政府は岩礁を埋め立てて軍用機が活用できる人工島の建設を積極的に進めており、領有権を主張する国々や米国のさらなる怒りを招いている。(c)AFP