【12月10日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)で8日、大衆汽車(安徽)の開業式および研究開発センター完工・生産拠点起工式が開かれ、独フォルクスワーゲン(VW)の中国法人、大衆汽車集団が安徽江淮汽車集団との合弁企業、江淮大衆への出資比率を75%まで引き上げ、合弁企業の名称を「大衆汽車(安徽)」へと正式に変更したことが発表された。これにより大衆汽車は江淮大衆への戦略的投資を完了し、合弁企業の支配権を取得した。

 VWのヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は、今後3年間でEV専用の車台「MEB」を採用した車種の生産工場を建設し、新たなEV車製品マトリックスを開発したいとの考えを示した。

 合弁企業は研究開発センターで、研究開発、品質保証、複数の工程を同時並行で進めるコンカレント・エンジニアリングなどの機能を一つの産業区に集中させ、産業バリューチェーンの統合を実現する。

 大衆汽車集団(中国)のシュテファン・ウェレンシュタインCEOは「研究開発センターの設立は中国における研究開発力強化の第一歩であり、工業製品化に照準を定めている。研究開発を中心に従業員を段階的に500人まで増員する」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News