中国ハッカーがコロナワクチン研究成果の窃取試み FBIが警戒 米紙報道
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【5月12日 AFP】米大手メディアによると、新型コロナウイルスに対するワクチン開発の研究成果を中国のハッカーが盗もうとしているとみて、米連邦捜査局(FBI)やサイバーセキュリティーの専門家が警戒している。
【図解】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の探究
米政府や民間企業は現在、全速力で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン開発を進めているが、11日の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)およびニューヨーク・タイムズ(New York Times)の報道によると、FBIと米国土安全保障省は中国のハッキングに関する警告を発表する予定だ。
中国のハッカーらは新型コロナウイルス感染症の治療法や検査に関する情報や知的財産も標的にしているとされる。両紙によると、米当局はハッカーと中国政府のつながりを疑っている。
一方、中国外務省の趙立堅(Zhao Lijian)報道官は、中国はすべてのサイバー攻撃に断固として反対すると述べ、この疑惑を否定した。(c)AFP