インディアンスのクラセ投手、禁止ステロイド使用で出場停止
発信地:ロサンゼルス/米国
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【5月2日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は1日、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のエマニュエル・クラセ(Emmanuel Clase)投手に対し、禁止ステロイドを使用したとして80試合の出場停止処分を科した。
MLBの発表によれば、22歳の右腕はアナボリックステロイドのボルデノン(boldenone)に陽性反応を示し、リーグが定める薬物防止・治療プログラムに違反した。処分期間中は無給になるというが、入手した場所や方法については明かされなかった。
2月にはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のフランシス・マルテス(Francis Martes)投手も同じボルデノンに陽性反応を示して162試合の出場停止処分を科されており、禁止ステロイドの使用で処分されたドミニカ共和国の選手は直近2か月半で2人目となった。
ボルデノンはパレナボル(Parenabol)やエクイポイズ(Equipoise)の名で販売され、主に動物医療で使われるほか、競馬で不正に使用されることもある。
インディアンスは今回の決定に対して異議申し立てをしない意向を示し、昨年12月にサイ・ヤング賞(Cy Young Award)投手のコーリー・クルーバー(Corey Kluber)とのトレードでテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)から加入したクラセについて、処分期間を終えたらチームに合流すると発表している。(c)AFP