上海博物館、一般公開再開後初の特別展開催
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【5月2日 Xinhua News】中国・上海市の上海博物館は4月28日、かつて文人たちが書斎に置いて飾っていた奇石「文房供石」を展示する特別展「高斎雋友(こうさいしゅんゆう)─胡可敏氏寄贈の文房供石展」を4月29日から6月28日まで正式に一般公開すると発表した。
同展は、同博物館が3月13日に一般公開を再開してから初めて開く特別展であり、同博物館初の伝統的な鑑賞石をテーマにした展覧会でもある。在米華人の鑑賞石収蔵家、胡可敏氏が寄贈した文房供石を主に展示する同展の展示品78点には、霊璧石、太湖石、昆石、英石などの代表的な銘柄の賞石のほか、さまざまな地域の賞石や陶器、銅、玉、木など石に似せて作られた室内装飾品および先人の字句が刻まれた石も含まれているという。
歴代の文人たちに「味わい深い友」とみなされ、何世代にもわたって受け継がれてきた文房供石は、極めて大きな鑑賞と収蔵の価値をもつ。(c)Xinhua News/AFPBB News