中国、人工衛星「高分10号」打ち上げに成功 国勢調査防災などに
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【10月7日 CNS】中国は5日、山西省(Shanxi)太原衛星発射センター(Taiyuan Satellite Launch Center)から運搬ロケット「長征(Long March)4号C」を使って地球観測衛星「高分10号」を打ち上げ、軌道に乗せることに成功した。
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高分10号は、国家科学技術重要プロジェクトに基づいて打ち上げられた遠隔探査衛星で、地上を観測する画像の解像度は1メートル級に及ぶ。主に国土調査、都市計画、土地所有権の確認などの分野に使われる。中国と各国を結ぶ巨大経済圏構想「一帯一路(Belt and Road)」など、主要な国家戦略の実施と国防の近代化建設のための情報提供を保証する。
長征4号Cロケットと高分10号衛星は、ともに中国航空宇宙科学技術会社の上海航空宇宙技術研究所によって開発された。長征ロケットを使った打ち上げは314回目となる。(c)CNS/JCM/AFPBB News