【6月28日 Xinhua News】中国深圳(Shenzhen)税関は19日、同税関が先ごろ羅湖(Luohu)口岸(通関地)で押収した222羽の鳥類の死骸が、華南野生動物種鑑定センターの鑑定を経て、鳥綱ブッポウソウ目カワセミ科アオショウビンの剥製標本であることが確認されたと明らかにした。鳥類の死骸は既に税関処置部門に引き渡され、処理が進められている。

 税関職員は、鳥類の死骸はテープを巻き付けた四つの小包に詰め込まれ、1人の中年女性によって香港から持ち込まれたと説明し「私たちは小包の開封検査を行い、内臓が全て取り出された鳥の死骸を発見した。防腐剤の刺激臭が鼻をついた」と述べた。

 鳥の外観は完全な状態を保っており、体長は20センチメートル余り、羽毛は色鮮やかで、頭・首・下半身部分は褐色、顎・喉・胸部は白色、背の上部・両翼・尾の羽毛は青色をしていた。当事者は質問に対し、持ち込んだ鳥はジーンズの装飾を作るために工場に提供するものだと主張した。

 税関は旅行者に対し、中国の関連する法律制度の規定に基づき、動物の死骸、標本などの持ち込みや郵送による輸入は禁止されており、出入国の前に関連する監督管理規定を十分理解しておくよう広く注意喚起している。(c)Xinhua News/AFPBB News