サラ選手とみられる遺体写真流出問題、英で逮捕者2人
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【4月30日 AFP】今年1月に飛行機事故で死去したサッカーのエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手のものとみられる遺体の写真がインターネット上に流出した問題で、英警察は29日、これまでに逮捕者が2人いたことを明らかにした。
警察の同日夜の発表によると、コンピューターのデータへの不正アクセスと悪意ある通信を行った容疑で女(48)が2月に逮捕されていたが、現在は保釈されている。その後、男(62)も不正アクセス容疑で逮捕されたが、釈放されたという。
問題の写真は、イングランド南西部ドーセット(Dorset)の霊安室で2月7日に行われたサラ選手の遺体の検視を捉えたものだとされている。
ドーセットに隣接するウィルトシャー(Wiltshire)の警察は、「霊安室への不法侵入の痕跡はなく、施設職員や他の自治体関係者らが何らかの不正行為に関与したことを示唆する証拠もない」と説明している。
サラ選手がフランス・リーグ1のナント(FC Nantes)からイングランド・プレミアリーグ、カーディフ・シティ(Cardiff City)への移籍を完了した2日後の1月21日、同選手を乗せた小型機はカーディフに向かう途中、イギリス海峡(English Channel)で墜落した。(c)AFP