マレーシア機撃墜、ロシアに責任 オランダ・豪政府が見解示す
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【5月25日 AFP】2014年7月にウクライナ東部で起きたマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH17便撃墜事件について、オランダ政府は25日、同国とオーストラリア政府が、撃墜についての責任はロシアにあるとみているとの見解を示した。
オランダ政府は声明で、同国と豪政府はマレーシア航空機の「撃墜に関し、責任の一端はロシアにある」とみていると表明。両国は法的措置を視野に、国際的な機関もしくは裁判所に関係書類を提出することも検討しているという。
これに先立つ24日、国際的な合同捜査チームは、MH17便を撃ち落とした地対空ミサイル「ブク(Buk)」が、ロシアのクルスク(Kursk)を拠点とする第53対空旅団から搬入されたものと結論付けていた。
同機はオランダの首都アムステルダムからマレーシアの首都クアラルンプールに向かっていたが、搭乗していた298人全員が死亡。犠牲者の大半はオランダ人だった一方、オーストラリア人を含む外国人17人も含まれていた。(c)AFP