レアルのマルセロ、法廷で約6600万円の脱税を認める
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【11月29日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が28日、法廷で約50万ユーロ(約6600万円)の脱税を認めた。ブラジル代表の左SBマルセロは、マドリード郊外のアルコベンダス(Alcobendas)にある裁判所に出廷し、2013年にダミー会社を使って肖像権収入の約490万ユーロ(約6億5000万円)を隠ぺいしたと認め、脱税額を当局に納入することとなった。
レアルで副主将を務めるマルセロは、スペイン検察と当局の追及に終止符を打ちたいと考えており、今回罪を認めたことがその第一歩となった。マルセロには禁錮4月と脱税した額の40パーセントにあたる罰金が科される見込みとなっている。報道によると、2006年にマルセロは肖像権収入を「不透明」にするためにウルグアイと英国の会社を使用したという。
スペイン財務当局は、サッカー選手の脱税の追及に本腰を入れており、同国リーグの二大巨頭にも捜査は及んでいる。
2016年にFCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、父親と合計470万ユーロ(約6億2000万円)を脱税したとして、禁錮21月と罰金210万ユーロ(約2億8000万円)の有罪判決を受けた。
レアルでマルセロのチームメートであるクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、多くの選手の脱税に関わったと疑われている代理人のホルヘ・メンデス(Jorge Mendes)氏とともに1470万ユーロ(約19億円)を脱税したとして起訴されている。(c)AFP