【6月6日 AFP】コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)は5日、グループリーグの試合が行われ、グループCのメキシコは3-1でウルグアイに勝利した。

 試合前、ウルグアイ国歌ではなくチリ国歌が流れるハプニングがあったスタジアムでは、メキシコがオウンゴールで先制。それでもウルグアイは後半29分、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)所属のディエゴ・ゴディン(Diego Godin)が、試合を振り出しに戻すゴールを決めた。

 引き分けに終わるかに見えた後半40分、メキシコは37歳のラファエル・マルケス(Rafael Marquez)がネットを揺らして2-1とすると、ロスタイム2分には、エクトル・エレーラ(Hector Herrera)がチーム3点目を記録。メキシコが今大会の初戦を勝利で飾った。

 両チームとも1人が退場となり、10人で試合を終える中、ウルグアイの選手は初戦での判定に不満を募らせ、最後の笛が鳴った直後に審判団に抗議した。

 ウルグアイのオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督は、敗戦にうつむくことはせず、不利な状況の中で巻き返しを図ったチームの「勇気」をたたえ、「チームの勇気と巻き返しを誇りに思う」とコメントした。ウルグアイは、フィラデルフィア(Philadelphia)で行われる9日の第2節で、ベネズエラと対戦することになっている。

 同日、ジャマイカと対戦したベネズエラは、前半15分にホセフ・マルティネス(Josef Martinez)が挙げた得点を守り切り、1-0で勝利した。(c)AFP/César LOPEZ