【4月28日 AFP】15-16NBAは27日、プレーオフ1回戦(7回戦制)が各地で行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)はステフェン・カリー(Stephen Curry)を負傷で欠きながらも、114-81でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)を下し、通算4勝1敗でカンファレンス準決勝に進出した。

 カリーが24日に行われたロケッツとのプレーオフ1回戦第4戦で右膝の内側側副靱帯(じんたい)を損傷し、ウォリアーズのシーズンは不確実な状態に追い込まれていた。しかし、昨季ファイナル覇者のウォリアーズはロケッツに快勝して次のラウンドに駒を進め、憂鬱(ゆううつ)な気持ちを一掃した。

 準決勝でのウォリアーズの対戦相手は、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)と負傷者続出のロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)の勝者となる。シリーズの第1戦は、来月1日に行われる。

 けがの回復が思わしくないカリーは、準決勝シリーズも全試合欠場すると見込まれている。この日、カリーに代わってPGのポジションに起用されたベテランのショーン・リビングストン(Shaun Livingston)は、8本中7本のフィールドゴールを決めるなど16得点を記録した

 試合は第1クオーターでお決まりの展開となり、ウォリアーズは37-20点差を広げると、このリードを手放すことはなかった。

 ロケッツのジェームス・ハーデン(James Harden)はこのクオーターに18得点を挙げたが、12分の間にこの他に得点を決めたのは2本のフリースローを沈めたドワイト・ハワード(Dwight Howard)だけだった。

 ハーデンはゲームハイの35得点に加え、6リバウンド、6アシストの成績を残したが、それだけではあらゆる点で勝るウォリアーズに太刀打ちすることは不可能だった。

 ウォリアーズでは11本中7本の3ポイントを沈めたクレイ・トンプソン(Klay Thompson)がチームハイの27点を記録。そのほかドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が15得点、9リバウンド、8アシストの活躍をみせた。(c)AFP