カリーが右膝負傷で25日にMRI検査へ ウォリアーズは突破に王手
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【4月25日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)は24日、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)とのプレーオフ1回戦第4戦で右ひざを負傷し、25日にMRI検査を受けることになった。
ウォリアーズが121-94で大勝した試合で、カリーは前半終了間際に濡れた床に足を滑らせて転倒すると、脚を引きずりながらロッカールームに下がった。ウォリアーズによると、右足首の負傷で第2戦と第3戦を欠場していたカリーは、右膝を痛めた可能性があるとしている。
涙を隠すことなく足を引きずりながらコートを去ったカリーについて、スティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)は「とにかく、彼がとても痛ましい」と気遣った。
チームメートのドレイモンド・グリーン(Draymond Green)は、「彼は泣きながら立っていた。だから俺たちがいることを彼に伝えた」と明かした。マリース・スペイツ(Marreese Speights)も「いつも冷静なのに、あんな姿をみてしまうと、思わず同情する」と語っている。
カーHCと医療チームがカリーの出場を却下した第3戦で、ウォリアーズは試合終盤にロケッツのジェームス・ハーデン(James Harden)にジャンプシュートを決められ、ロケッツに96-97で敗れている。そしてこの日の第4戦で、カリーは先発復帰を果たしていた。
対戦戦績を3勝1敗としたウォリアーズは、シリーズ突破に王手をかけ、ホームで行われる27日の第5戦を迎えるが、カリーのけがが深刻な場合、レギュラーシーズン歴代最多の73勝という素晴らしい成績を残したものの、ファイナル連覇を目指すチームに影響が出る可能性もある。
リズムを模索していたカリーは前半、9本中7本のフィールドゴール(FG)を外すと、得意の3ポイントシュートも7本中1本しか決まらなかった。18分間の出場で6得点5アシストに終わったカリーは、ハーフタイム終了後にコートに戻り、短時間の練習を行ったものの、第3クオーター開始前に再びロッカールームへと戻った。
グリーンはカリーの負傷がウォリアーズを奮い立たせたと主張し、「ステフ(カリー)が下がったことで、俺たちが発奮したのは明らかだ。第3クオーターからは、試合に勝つためにさらなる高みを目指す必要があった」と語った。(c)AFP