【8月31日 AFP】14-15イングランド・プレミアリーグは30日、第3節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は6-3でエバートン(Everton)に勝利した。

 ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が2得点を挙げたチェルシーは白熱の一戦に勝利し、開幕3連勝を飾った。

 今夏、3200万ポンド(約55億円)の移籍金でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から加入したコスタは、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で自身の価値をさらに示した。この試合の1点目、さらに最後のゴールを決めたコスタは、リーグ戦3試合での得点数を4に伸ばしている。

 エバートン(Everton)は元チェルシーのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が先発し、サミュエル・エトー(Samuel Eto’o)がベンチに入った。

 ハムストリングの痛みを訴えて週の後半はトレーニングに参加していなかったものの、最終的には先発入りしたコスタは、けがの悪影響を感じさせることもなく、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)のスルーパスから試合開始36秒で先制点を決めた。

 さらにチェルシーは前半3分、エバートンがオフサイドをアピールするも主審はこれを認めず、追加点を手にした。コスタからのパスを受けたラミレス(Ramires Santos do Nascimento)からエバートンのディフェンスラインの裏に入ったブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)がパスを受けると、低いシュートでGKティム・ハワード(Tim Howard)を破った。

 エバートンは前半が進むにつれて調子を上げ、ハーフタイム直前には右サイドに抜け出したシーマス・コールマン(Seamus Coleman)のクロスに、ケヴィン・ミララス(Kevin Mirallas)がギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)の前に入ってヘディングシュートを決めた。

 このゴールでチェルシーは余裕を持つことができなくなり、試合後半はスリリングな展開を迎えた。

 後半22分にエデン・アザール(Eden Hazard)が左サイドを突破し内へ切れ込み、低いクロスを上げると、ニアポストに滑り込んだコールマンがオウンゴールを献上し、チェルシーが追加点を決めた。

 それでもエバートンはその2分後、エイダン・マクギーディ(Aiden McGeady)がボールを持ち上がると、パスを受けたスティーヴン・ネイスミス(Steven Naismith)がティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)の守るゴールに右脚のシュートを突き刺し、点差を縮めた。

 直後にチェルシーは、ネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)がペナルティーエリア外からシュートを放つと、これがエバートンのDFシルヴァン・ディスタン(Sylvain Distin)をかすめてゴール右隅を突き、もう一度主導権を引き寄せた。

 諦めない姿勢をみせるエバートンは、レイトン・ベインズ(Leighton Baines)の左サイドのFKから途中出場のエトーが巧みなヘディングシュートを流し込み、再び1点差に詰め寄った。

 チェルシーはその後、ラミレスがマティッチとのワンツーからシュートを押し込みチーム5点目を決めると、コスタがジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)の巧みなヒールパスから左足のシュートを流し込み、これ以上の劇的な展開を抑えるだめ押し点を決めた。(c)AFP/Timothy ABRAHAM