アネルカがアトレチコ・ミネイロ加入へ
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【4月7日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部、アトレチコ・ミネイロ(Clube Atletico Mineiro)のアレシャンドレ・カリル(Alexandre Kalil)会長は6日、サッカー元フランス代表のニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)が同クラブの契約条件に合意したことを認めた。
その行動が物議を醸すアネルカは、自身にとって通算12クラブ目となるブラジルの一流クラブに加入することになる。
カリル会長は、自身のツイッター(Twitter)で「アネルカはガロ(Galo、アトレチコ・ミネイロの愛称)にいる」と投稿したが、その他の詳細は明かされていない。
35歳のアネルカは、ゴールを決めた際に反ユダヤ主義に関連づけられるため禁忌とされる「クネル(quenelle)」というジェスチャーを行い、これを受けて所属チームのイングランド・プレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)は先月、「重大な契約違反」があったとしてアネルカの解雇を発表していた。
人種差別や反ユダヤ主義について激しく否定したアネルカは、問題のジェスチャーは友人でフランスのコメディアンであるディユドネ(Dieudonne M’Bala M’Bala)氏との結束を示そうとしたものだと述べた。
アネルカの契約は今季終了後に切れることになっていたが、ゴールを祝う際に多くの人が反ユダヤ主義とみなすジェスチャーをしたことで、周囲からの恥ずべき行為だという非難と幻滅の声が高まり、本拠地ザ・ホーソンズ(The Hawthorns)を去る考えだと伝えられていた。
アトレチコ・ミネイロに加入すればアネルカは、ロナウジーニョ(Ronaldinho)とタッグを組むことになる。
アネルカはこれまでにパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)、アーセナル(Arsenal)、レアル・マドリード(Real Madrid)、リバプール(Liverpool FC)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、フェネルバフチェ(Fenerbahce)、ボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)、そしてチェルシー(Chelsea)など11クラブでプレーした経験を持つ。(c)AFP