ストーンズのK・リチャーズ、新作は「児童書」
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【3月12日 AFP】ベストセラーとなった自伝の出版だけでは満足しなかった英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のキース・リチャーズ(Keith Richards)さん(70)が、9月に初めての児童書を発表する。英出版社リトル・ブラウン(Little, Brown)が11日、発表した。
「Gus and Me: The Story of My Granddad and My First Guitar(グスとぼく:おじいちゃんとぼくの初めてのギターの話)」と題されたこの児童書は、子どもだったリチャーズさんに、ビッグバンドのミュージシャンだった祖父テオドール・アウグスタス・「グス」・ドプリー(Theodore Augustus "Gus" Dupree)さんが、リチャーズさんのその後の人生に大きな影響を与えることになる楽器を渡した時の物語だ。
「私は最近、5回目の祖父になったばかりだ。だから何を言ってるのか自分でよくわかっているよ」とリチャーズさんは自分のウェブサイトに公開したリトル・ブラウンの声明の中で述べた。
「孫と祖父母との間の特別な絆は独特なものであり大切にするべきものだ。これはそういった魔法の瞬間についてのお話だ。私にとってグスが偉大な祖父だったように、私も偉大な祖父になれるだろうか」
ロック音楽史上最高のギタリストの一人と評されるリチャーズさんは、ザ・ローリング・ストーンズの型破りな側面を赤裸々に描いた自伝「ライフ(Life)」を2011年に発表。同書はベストセラーのランキングを駆け上がった。
「グスとぼく」のイラストを担当するのは、リチャーズさんの娘でニューヨーク(New York)の女子修道院の壁に落書きをした疑いで逮捕されたことのあるアーティストでモデルのテオドラ・リチャーズ(Theodora Richards)さん(28)だ。(c)AFP