【4月8日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2012)は7日、でワールドグループ準々決勝が各地で行われ、オーストリアと対戦したスペインは、第3試合のダブルスで、マルセル・グラノジェルス・プジョル(Marcel Granollers- Pujol)/マルク・ロペス(Marc Lopez)組がオリバー・マラチ(Oliver Marach)/アレクサンダー・ペヤ(Alexander Peya)組に6-3、4-6、4-6、6-7で敗れ、通算成績を2勝1敗とした。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)を欠く中、6日に行われた第1試合と第2試合でダビド・フェレール(David Ferrer)とニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro)が連勝していたスペインだったが、1990年大会以来となる準決勝進出を目指すオーストリアがわずかな望みをつないだ。

 8日のシングルスでフェレールはユルゲン・メルツァー(Jurgen Melzer)と、アルマグロはアンドレアス・ヘイダーマウアー(Andreas Haider-Maurer)とそれぞれ対戦する。

 プラハ(Prague)ではチェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)/トマス・ベルディハ(Tomas Berdych)組が6-4、6-2、7-6でセルビアのネナッド・ジモンイッチ(Nenad Zimonjic)/イリャ・ボゾリャッチ(Ilia Bozoljac)組を退け、通算成績を2勝1敗とした。セルビアは、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を欠いている。

 一方、モンテカルロ(Monte Carlo)では米国のボブ・ブライアン(Bob Bryan)/マイク・ブライアン(Mike Bryan)組が6-4、6-4、7-6でフランスのジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau)/ミカエル・ロドラ(Michael Llodra)組を下し、こちらも通算成績を2勝1敗とした。史上最多32回の優勝を誇る米国は、8日に行われる第4試合のシングルスでジョン・アイズナー(John Isner)がジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)との対戦で勝ち抜けを狙う。

 また、ブエノスアイレス(Buenos Aires)ではアルゼンチンのダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian)/エドゥアルド・シュワンク(Eduardo Schwank)組が3-6、7-6、6-3、6-7、8-6でクロアチアのマリン・チリッチ(Marin Cilic)/イボ・カルロビッチ(Ivo Karlovic)組を下して通算成績を2勝1敗とした。

 ナルバンディアンは、前日のシングルスに続いて5時間に及ぶ熱戦を演じ、母国にリードをもたらしている。(c)AFP/Dave James

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