【11月27日 AFP】インドの金融中心地ムンバイ(Mumbai)で前日夜に発生した同時襲撃事件は27日、陸軍の特殊部隊が動員されイスラム系とみられる武装グループとの間で銃撃戦が続いている。

 マハラシュトラ(Maharashtra)州警察によると、特殊部隊は武装グループが占拠するタージマハル・ホテル(Taj Mahal Hotel)をほぼ制圧しつつあるという。

 タージマハル・ホテルでは、特殊部隊員や警察官が全室を回り、人質が残っていないことを確認。室内に残された遺体を搬出している。

 一方、トライデント・ホテル(Trident Hotel)とオフィスビル・ナリマンハウス(Nariman House)では、依然として武装グループが人質をとって立てこもりを続けているとみられる。

 同時襲撃事件については、デカン・ムジャヒディン(Deccan Mujahedeen)」と名乗るグループが犯行声明を出しており、事件現場のAFP記者やカメラマンも、特殊部隊との銃撃戦を目撃し、爆発音を確認した。

 鉄道駅や超高級ホテルなどが攻撃対象となった同事件では、これまでに100人が死亡している。(c)AFP/Phil Hazlewood